気管支喘息
ダニや花粉などの環境因子が影響して悪化していることがあります。
また小児ではアトピー咳嗽と呼ばれ、気管支に影響はないものの、咳が止まらないこともあります。
アレルギー素因があり気管支喘息や咳嗽が悪化している場合はこれらを治療すると軽快することもあります。
環境整備や通常の薬物治療でよくならない場合は免疫療法も試してみるとよいでしょう。
保険診療
喘息の重症度に合わせて計画的に治療します。
自宅で出来る吸入療法や喘息を抑えるお薬を飲みながら定期的に外来受診をします。
調子が良ければ3ヶ月程度を単位にして段階的にお薬を減らしていきます。
5歳以上のお子様はピークフローメーター(自分で器具にどれくらいの息を吹き込めるか見る簡単な装置)の記録をすることができます。
喘息発作が起きる前に予測でき、発作を未然に防ぐことができます。
当院では呼吸機能測定器(フローボリューム曲線)と呼気NO測定器を導入し、喘息に対するより詳細な検査ができるようになりました。
PFM(ピークフローメータ―)測定を毎日の喘息管理に使っていただくよう指導しているのに加えて
定期的に上記の検査を行うことで、最適な治療の選択が可能になりました。
自費診療
エキス希釈液による経真皮(皮内)免疫療法
あらかじめ検査で原因であると確定した花粉、ダニ、カビ、食べ物から抽出したタンパクエキス(液体)をさらに何倍にも希釈して、皮内テスト(ツベルクリンのように皮膚に注射します)で症状がでない量(皮膚が腫れず、全身の症状も出ない量)をきめて週に2回注射します。週二回注射に来院が必要です。
遠方の方は別の方法もありますのでご相談ください。
食物以外のエキスは希釈すると分解が早く時間がたつと効き目がなくなりますので、当院で一回一回希釈します。
そのため容器やエキスに費用がかかります。
費用
食物抗原 ・ 吸入抗原 |
初回 | 1項目につき:プリック検査+皮内検査+指導料 | 50,000円 |
---|---|---|---|
追加1項目につき検査料 | 25,000円 | ||
再診 | 週2回皮内注射 1項目につき | 750円/回 | |
追加1項目につき | 500円/回 |
特許公開番号:2019-112335
特許公開日 :令和1年7月11日
経真皮免疫療法における治療適量の判定方法及び判定キットの開発