アレルギー科
当院の治療内容
当院で治療できるアレルギー:
花粉症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息など
保険診療と自費診療があります。
「通常」の保険診療で治癒が困難な方に自費診療を提供しています。
何が原因か分からない皮膚炎や鼻炎がある。
また喘息がなかなか治らないなど遅延する症状があるとき、その原因がわかると意外と早く症状の改善が望めます。
まずは原因が何かを探していくことが治療の始まりです。
※舌下免疫療法などのアレルギー治療は、親子で受けることができます。
お悩みの方はぜひお子様と併せての治療をおすすめいたします。
保険診療
- 通常の薬物による治療 (花粉症又はアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息)
- 除去食指導、負荷テスト+少しずつ食べて治す方法(食物アレルギー)
- 原因を調べるための血液検査、皮膚テスト(プリックテスト)
- 舌下免疫療法 シダキュア(スギ)、ミティキュア(ダニ)
- 皮下免疫療法(減感作療法)週一回から二回の皮下注射
- 生物学的製剤 ゾレア(重症花粉症)、デユピクセント(重症アトピー性皮膚炎)
自費診療
- 通常の保険診療で治癒が困難な方に様々な免疫療法を提供しています。
アレルギー疾患における生活指導
当院ではCAI(clinical allergy instructor:アレルギー疾患療養指導士)の資格を有するナースが在籍しています。 環境整備のやり方、腸内環境の整え方、喘息の吸入方法などの指導を受けることができます。アレルギーに関する生活上の疑問点などにもお答えしています。 CAIによる指導は医師による診察のあと、別室で行っており、特別な費用はかかりません。また医師によるセミナーと個別相談(火曜日不定期14:00~15:30)を行っています。アレルギーの起こる機序や生活上の留意点、治療法の選択方法、アレルギーの最新情報などを説明していますので合わせてご利用ください。
当院の免疫療法 特徴
オーダーメイドの治療液で安全かつ即効性があります
その人にあった治療液
当院が自費で提供する免疫療法にはエキスを口にいれて治すドロップ法と皮内に注射する経真皮免疫療法があります。
どちらもその人個人にあったアレルゲン希釈液を検査で見つけて治療に使います。
アレルギーの度合いは個人個人違うので、治療するエキスの濃度もアレルギーの度合いで違っていて当然です。
- 安全です
その人個人に合ったアレルゲンエキスの濃度を検査でみつけて治療するので安全です。*
同じ濃度の治療液を増量せずに一定期間使い、外来で再検査して濃度を調整します。
* 経真皮免疫療法における治療適量の判定方法及び判定キットの開発 出願番号: 特願 2017-246424 - 即効性があります 検査ではその人のアレルギー反応を素早く抑えることができるアレルゲンエキスの濃度を見つけることが出来るため、効果が速く現れます。
- 治療期間が比較的短い 人によって治療期間は様々ですが2か月から1年くらいで特異的IgEの値が減るなど体質改善する可能性があります。
様々な種類のアレルゲンに対応できます
トリイ薬品から発売されていない治療用のアレルゲンエキスは日本アレルギー協会を通じてALK社から患者様の必要に応じて輸入しています。
たとえば花粉ではヒノキやカモガヤ、動物ではイヌ、ネコなども治療できるようになります。
アレルギー治療に対する思い、コンセプト
アレルギー治療は個人のオーダーメイドにするとややこしく商業的には成り立たないという既成概念があります。
しかし重症のアレルギーを抱えた患者様にはしっかりと効果が現れる治療こそが望まれているのであって、大多数の人にある程度の効果がある治療でも役に立たずQOLの改善に結びつかないこともあります。
この意味で個人特異的なアレルゲン治療濃度を見つけることは重要です。
では本当に煩雑で商業的に成り立たないのでしょうか。
当院の治療液には番号がついており(#1,2,3、~9)、一定期間同じエキスを使うので、自分が何番のエキスで治療しているかが簡単にわかります。
番号で確認するので治療現場の混乱や誤射を避けることができ煩雑なことにはなりません。
現在は注射針を使うのである程度の痛みがあり、また自費診療で患者様には負担をかけていますが、将来的には商業的にも成り立つようさらに便利な治療法の開発を目指しています。